灯台







  日が落ちた海を
  明けるまで灯台は
  射し照らし続ける
  その灯りを
  喉元に音をさせながら
  見届け
  冷奴と焼酎で飲ろう
  その後でと
  難破済みの船が
  どれほど灯台の灯りを
  瞳に焼き 胸を焦がし
  喉を鳴らし 背奮わせるか
  俺もそうした